フランスワイン11の産地

カルチャー

ワイン大国フランスには11のワイン産地があります。

devmilk
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フランスワインの産地はボルドーとブルゴーニュだけだと思ってたけど実際は11もあるんだね。

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なにせワイン大国だからね。
このブログではAOCに登録されるような上位ランクのワインはあまり扱わないけど
フランスのワイン産地をオンライン上で旅していくから代表的な産地を紹介していくね。

シャンパーニュ地方

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シャンパーニュ地方のワインといえばシャンパーニュ(シャンパン)が有名ですが、修行僧のドン・ぺリニョンがシャンパーニュの製法を発見するはるか前からこの地ではワインがさかんに造られていました。
フランスがローマの属州だったガロ・ローマ時代、現在のシャンパーニュ地方には、ケルト系のレミ族が住んでいました。このレミ族をフランス語で書くと「Rèmes」になり、シャンパーニュ地方の都市ランス「Reims」はここから来ています。

ロワール渓谷地方

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ロワール渓谷はロワール河流域にあり、広範囲にワインが造られている地方です。この地域にはナントの勅令で有名なナント、アンジュー、ソミュール、トゥール、ブールジュといった美しい都市があり、また、シュノンソー城やブルターニュ大公城などをはじめとする美しい古城が点在しています。東西に長く広範囲に葡萄が栽培されており、気候も穏やかなため、地域ごとのテロワール(ワインを取り巻く自然環境)の個性を生かしたワインが造られています。

ボルドー地方

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ボルドー地方はフランスの南西部に位置し、大西洋に面してロワール川からピレネー山脈にかけての広がる地域でローマの属州時代はガリア・アキタニアと呼ばれていました。

12世紀初め、アキテーヌ公領の女相続人アリエノール・ダキテーヌがイングランドのアンリ・プランタジネットと結婚したことにより、ここで造られる大量のワインがイングランドに輸出されるようになります。ボルドーワインに需要が高まると、貴族たちは郊外の自分たちの城の周りに広大な葡萄畑を作り、そこで葡萄栽培から醸造、販売までワイン事業を始めるようになります。これがシャトーの始まります。

シュッド・ウェスト

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シュッド・ウエスト=南西地方は、ボルドー地方の右と下に位置するワイン産地です。ボルドー地域を流れる川の上流に位置するため、シュッド・ウェストで造られるワインは「奥地のワイン」と呼ばれるようになりました。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にあり、12世紀以降に教会や修道院が増えたため、そこで行われる宗教行事に使われるワイン造りがさかんになり、この地方の葡萄畑が拡大しました。12世紀、アキテーヌ公国領主のアリエノール・ダキテーヌがイングランド王と結婚することにより、ボルドーワインに輸出特権が与えられました。このため、シュッド・ウエストのワインは冷遇を受けることになります。こうした困難を乗り越えて現在では個性のあるワインを生み出しています。

ラングドック・ルーション地方

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ラングドック・ルーションは地中海に沿ってスペイン国境に広がる太陽と海の恵みをたっぷりと受ける豊かな地域です。この気候が葡萄栽培に適しているため、高品質なワイン葡萄が採れます。この地方の代表的な都市に、観光地として人気のあるモンペリエ、ニーム、ペルピニャンがあります。ラングドックワインの生産量はフランス国内の40%を占めます。放っておいても良質葡萄が採れ、コスパのいいワインが生産されるということで、ラングドックは「フランスのニューワールド」と呼ばれることもあります。

プロヴァンス地方とコルシカ島

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プロヴァンズ地方はフランス南東部のコート・ダジュールの海岸沿いと、その内陸部に位置する地域になります。コルシカ島はイタリア半島の西とコート・ダジュールの海岸沿いとイタリア西海岸の間に浮かぶ美しい島で、18世紀にフランス領となりましたが、イタリアだった時期が長いため、文化的にイタリアの影響を強く受けています。
プロヴァンズもコルシカ島も、ブドウ栽培に適した温暖な気候に恵まれており、ワインの量産が可能です。このため安価なワインの生産が主流となってしまった時代がありますが、今ではロゼワインの産地として有名です。

コート・デュ・ローヌ地方

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コート・デュ・ローヌ地域はボジョレー地区の南側にあり、北はヴィエンヌから南はニームまで続く250キロのローヌ川流域になります。北部の夏は暑く冬は寒く、南部は年間通して温かい気候となっています。このように北と南では気候が異なるため、ワインの特性も異なり、結果としていろいろなワインが生み出されています。
この地方には、その昔法王庁があったアヴィニョン、古代ローマの水道橋があるニーム、同じく古代ローマの凱旋門や劇場があるオランジュ、フランスで最も美しい村のひとつであるグリニャンがあります。

ブルゴーニュ地方

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パリ東南部に位置するブルゴーニュ地方はボルドーと並ぶ世界的に有名なワイン産地です。その知名度に反してボルドーに比べて葡萄畑はこぢんまりとして、ワインの生産量はボルドーの半分もありません。しかし、ワインの歴史は古くフランク王国を築いたクローヴィス1世がカトリックに改宗して以来、修道院を中心にワイン造りが行われてきました。フランス革命によって持ち主がいなくなってしまった葡萄畑を生産者が小しずつではあるけれど引継ぎ、土地の個性を反映するフランスらしいワインを今に伝えています。ブルゴーニュで人気がある都市として、食文化の町ディジョン、どこか東欧の雰囲気がするボーヌがあります。

サヴォワ

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サヴォワはフランスの東部に位置し、レマン湖をはさんでスイスとの国境があり、アルプス山脈を挟んでイタリアとの国境がある美しい山間の地域です。ワインの産地というより、ウィンタースポーツのレジャー観光地で冬場は多くのスキーヤーが集まります。葡萄は山の急斜面に栽培されており、全体の作付面積は2200ヘクタールほどしかありません。このため、輸出は生産量の5パーセントであるため、日本で手に入るサヴォワワインは限られています。
サヴォワ地方で人気のある観光都市として湖の町アヌシーが有名です。

ジュラ

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ジュラ地方はフランスの東部にあり、ブルゴーニュとアルプス山脈に囲まれスイスとの国境を接した場所にあるワイン産地です。ジュラ山脈のすそ野に葡萄畑が広がっています。「ジュラ」という名前はラテン語で意味は原生の森林。ジュラ山脈からはジュラ紀の地層が見つかり、アンモナイトの化石も多く見つかっています。ジュラ山地の秘境の地という印象を持ちますが、実はブルゴーニュから100キロ、ディジョンから車で一時間半ほどで行ける場所にあります。春は雨が多く、夏は暑く乾燥し、冬は低地の気候は温暖で、高地は寒さが厳しいというのがこの地方の気候の特徴です。
ジュラ地方で人気があるのは、ペム、アルボワ、ロなどです。

アルザス

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アルザスはフランス北東部のライン川両岸に細長く広がる平地にあります。ライン川をはさんで東側はドイツ領、西側がフランス領となっています。ライン川と並行してヴォージュ山脈が走り、葡いくつもの小さな葡萄畑が山間に点在しています。標高に高低差があるのと、ひとつひとつの畑が小さいため、そこで造られるワインは様々な特性を持っています。気候はフェーン現象により温暖で乾燥していますが、冬は寒さが厳しくなります。ドイツの影響が強く、ドイツワインで使用される葡萄品種のリースリングを使っています。
アルザスには多くの美しい町と村があり、毎年多くの観光客が訪れています。代表的な都市はストラスブール、コルマール、永遠に中世の面影を留める美しい村、エギスハイムやベルグハイムなどがあります。

devmilk
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うわー。フランスワインといっても産地がいろいろで違いも様々なんだね。

sugar
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そのとおり!あとワインだけじゃなく土地それぞれの歴史や個性があるよね。